Amazon CloudWatch Logs Insights
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サマリ
Amazon CloudWatch Logs Insights に新しいクエリコマンドと関数を追加
Amazon CloudWatch Logs Insights adds new query commands and functions
カテゴリ: What's New 公開日: 2026-05-21 元記事: AWS What's New
要約
Amazon CloudWatch Logs Insightsに13個の新しいコマンドと関数が追加されました。文字列操作、エンコーディング/デコーディング、ログ解析、地理的距離計算などの高度なログ分析機能が提供されます。これらの機能は、複雑なログ分析やデータ変換が必要なお客様にとって非常に有用です。
このアップデートで何が変わったか
追加された13個の新機能
1. 文字列および数値関数(6個)
- round: 数値を指定した桁数に丸める
- startswith: 文字列が特定の接頭辞で始まるかを判定
- endswith: 文字列が特定の接尾辞で終わるかを判定
- case: 条件付きの文字列操作や値の選択
- regex_replace: 正規表現パターンに基づいた置換
- haversine: 2つの座標間の距離を計算(球面距離)
2. エンコーディングおよびデコーディング関数(4個)
- urlencode: URLエンコード処理
- urldecode: URLデコード処理
- base64encode: Base64エンコード
- base64decode: Base64デコード
- インラインでのデコード実行が可能になり、別途ツール不要
3. 解析および分析コマンド(3個)
- parse logfmt: logfmt形式(Apache等)の非JSON形式ログを構造化データとして解析
- expand: ネストされたJSON配列を個別レコードに展開
- relevantfields: 高カーディナリティロググループから関連フィールドを自動検出
主な変更点
文字列プレフィックスによるログフィルタリング
- startswith/endswithを活用した高速フィルタリング
Base64ペイロードのインライン解析
- エンコード済みデータを直接デコード可能
- セキュリティ分析の効率化
logfmt構造化ログの解析
- Apache、Nginx等のログから自動的にフィールドを抽出
- JSONへの変換が不要
ネストされたJSON配列の展開
- 複雑な階層構造を単一レコードに平坦化
- 分析クエリの簡素化
座標間距離の計算
- haversine関数で地理的距離を計算
- ジオロケーション分析に活用可能
高カーディナリティデータからの自動特異値検出
- relevantfieldsコマンドで関連フィールドを自動表示
- 異常検知の効率化
利用可能性
- リリース日: 2026年5月21日
- 対象: すべての商用AWSリージョン
- 料金: CloudWatch Logs Insights の既存料金に変更なし
詳細情報
対象ユースケース
ログ分析
- Apache、Nginx等の非JSON形式ログの自動解析
- マイクロサービス環境での複雑なログ構造の処理
- セキュリティログの効率的なデコード
文字列操作
- URLパラメータの抽出と解析
- Base64エンコード済みペイロードの検査
- 正規表現による動的なデータ変換
データ変換
- ネストされたJSON配列の正規化
- 異なるログフォーマットの統一化処理
地理的距離計算
- CDNやグローバルネットワークの遅延分析
- ロケーションベースのトラブルシューティング
推奨される利用シーン
セキュリティ監視
- エンコード済みペイロードのインライン解析
- 疑わしいアクセスパターンの検出
パフォーマンス分析
- エンドツーエンド遅延の地理的な関連性分析
- 複雑なデータ構造からのパフォーマンスメトリクス抽出
コンプライアンス
- 多形式ログの統一化処理
- 監査ログの効率的な検索・分析
異常検知
- 高カーディナリティデータからの自動特異値検出
- 予期しない動作パターンの特定
メリットと効果
分析性の向上
- 複雑なログデータをクエリレベルで直感的に操作可能
- 多様なデータ形式に対応した柔軟な分析
開発効率の改善
- クエリロジックの簡素化により開発時間を削減
- 複雑なデータ変換を別途ツール不要で実現
運用コスト削減
- 外部ツールの削減
- CloudWatch Logs Insightsだけで完結
- クエリ処理時間の短縮
セキュリティ強化
- エンコード済みデータの即座な検査
- セキュリティイベントの高速な分析
スケーラビリティ
- 大規模・複雑なログセットへの効率的な対応
- 高カーディナリティデータの自動処理
参考リンク
- 元記事: https://aws.amazon.com/about-aws/whats-new/2026/06/amazon-cloudwatch-logs-insights/
- Amazon CloudWatch Logs ドキュメント: https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/logs/
- CloudWatch Logs Insights クエリ構文リファレンス: https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/logs/CWL_QuerySyntax.html
- CloudWatch Logs のベストプラクティス: https://docs.aws.amazon.com/AmazonCloudWatch/latest/logs/Best_Practice_Recommended_Alarms_AWS_Services.html
このドキュメントは AWS What's New の記事をスライド形式で提供するために作成されました。最新情報は元記事をご確認ください。